フレールサーバーで水漏れ?評判の千里の命水っておいしい?

今回頼んだ10台のウォーターサーバーの中で、「水のおいしさ」に期待して頼んだのが、アルテッセという会社が提供している「フレール」というウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーの水といえば、富士山や京都、大分などの地下水が使われていたり、アクアクララやクリクラのように、水道水を洗浄して使っているケースが多いんですが、フレールは「千里の命水」という珍しい水を使っています。
千里の命水は、大阪の千里丘陵の山と安威川水系から取水した水で、この水をビール用の水に使うビール会社があったり、食パンメーカーも使っているとのこと。ミネラルの含有量は少ないのですが、日本の名だたる食品メーカーが認めている水とはどんなものか、興味津々でした。
さらに、フレールのウォーターサーバーは、主婦の生の声を集めて作られたものだそうで、ホームページでも動画が公開されているのですが、水の設置や使い終わったウォーターパックの処理もラクラク!ますます、自分で体験してみたくなりました!
でも、ネットでフレールの口コミを見ていると、いくつか気になる内容が・・・。それは、
★ウォーターパックの取り付けが難しい
★ウォーターパックから水漏れする
というものでした。今回も、日本の命水を試しながら、この口コミの真偽を確かめてみます!
フレールのウォーターサーバーと水も、別々の梱包で届けられます。
ウォーターサーバーはメーカーから、水は採水地の千里が発送元です。水はボトルやプラスチックボトルではなく、フレシャスと同じビニール袋に入っています。
フレシャスのウォーターパックは、1袋に6.2リットルしか入っていないので、こうして女性のわたしでもカンタンに持ち上げられます。
まずは、ウォーターサーバー本体を開封します。梱包されている下部の紐を切り、底のダンボールをはずせば、このように本体を取り出せます。
ダンボールから出てきたウォーターサーバーの印象は、
ホームページで見た印象は良かったんですが。。
このウォーターサーバー上部にあるフタを取り外すと、説明書や除菌セット、メンテナンス時に使うブラシや手袋が入っています。
ではウォーターパックを本体に取り付けてみます。
ちなみに、これまで12リットルのウォーターボトルやペットボトルは、か弱い?わたしには持てなかったので、ダンナに頼んでいましたが、フレールはその重さの半分なので、自分でもできそうでした。
でもダンナが、「このウォーターパックの取り付けは、コツがいるみたいだから、俺がやる!」と言い出し、仕方ないから従いました(怒)。
フレールの説明書は、とにかく丁寧です。
おそらく、今回注文した10台のウォーターサーバーの中で、1番だと思います。だって、説明書以外に、ウォーターパックが入っていたダンボールにも説明書きが記されていたし、
説明書の中身も、とにかく丁寧でした。
極めつけは、取り扱いDVD!
すごい!!
ウォーターパックには2つの穴が開いていて、ウォーターサーバー上部のケース内にこの穴を挿し込み、左右均等にウォーターパックを広げます。
そして、赤いボタンを押しながら青いレバーを押すとプラスチックの針が飛び出し、
その針がウォーターパックに穴を開け、ここからウォーターサーバーの貯水タンクに水やお湯がたまってゆく、といった仕組みになっています。
ウォーターパックはこの中でしっかりと固定されていて、針が外れることはないので、基本的には水漏れの心配がありません。
しかし、マニュアル通りに水をタンクに入れて、取水レバーを倒してみても、水が出てくるのは冷水のほうばかり・・・。温水レバーのほうは、いつまでたっても1滴の水も出てこず・・・。
通常、ウォーターサーバーは出荷時に、温水タンクに空気が入っているので、それを抜く作業をするんですが、ダンナとわたしで30分以上格闘するも、ぜんぜん進展なし…。
そこで仕方なく、フレールのコールセンターに電話をしたところ、「最初のウォーターパックの水が水冷タンクにだけ流れた可能性があるので、今あるパックを押して全部ウォーターサーバーに流し込み、新しいウォーターパックをセットしてください。」と指示されました。
不安を抱えつつも、新しいウォーターパックのセットが完了!
そして、しばらく待って、再び温水レバーを押してみますが、
気がついたら、2つ目のウォーターパックの残量もなくなり、なんか、チャプチャプするなぁ、って思っていたら、ウォーターパックから漏れた水が溜まる部分にかなりの水が溜まっているではないですかぁぁぁ!!!
そしてそして!!!今度は、ウォーターサーバーの背面から水が出ています。
背面ですよ!背面!!!
水滴が見えるでしょうか?っていうか、水浸しだし・・。
そしてさらに!!ウォーターサーバーの底にも水が溜まってきて、これは大変!
漏電事故を防ぐために、あわててコンセントを抜きました!さらにメーカーさんに電話して聞いてみると、「予備タンク?に溜まった水を抜き取る必要があるので、ウォーターサーバー背面の栓を抜いて、洗面器かバケツで水を受け取ってください」と・・・。
ようやく、ウォーターサーバーの水が抜けました。(大汗)結局、このウォーターサーバーは、
のようだったのですが、夫婦でヘトヘトになってしまい、「千里の命水」の試飲どころじゃなくなりました。。。。。
しかし、フレールの担当者さんの対応がしっかりしていて、次の日には新品のウォーターサーバーと水を再配達して、不良品を回収してくれることになりました。新しいサーバーが届き、再びセッティングしたところ、
いよいよ千里の命水の試飲と、ウォーターサーバーのチェックをしたいと思います。
まず、水の味ですが、ミネラルが少ない「超軟水」というだけあって、ミネラルが多いアクアクララやコスモウォーターに比べると、「味けなさ」を感じてしまいます。これは、千里の命水が悪い、マズイということではなく、本当に味のない”純な水”とでも言いましょうか、クセがなく、誰でも飲める安全な水ということです。特に、おなかを壊しやすい人や赤ちゃんがいるようなご家庭には、とっても向いているウォーターサーバーだと思います。
デザインは、最初に「チープ」と言ってしまいましたが、お気に入りのウォーターサーバー「フレシャス」と並べてみると、こんな感じです
で、ロゴはこんなかんじ・・。
ウォーターサーバー本体にあるロゴはマズマズなんですが、フレールのウォーターバッグを設置する部分が変に目立っています。でも、気に入ったポイントもあります。それは「チャイルドロック機能」です。
この機能は、標準で搭載されているのですが、まず、赤いレバーをつまんで親指で奥に押し、それからコックを倒さないとお湯は出てきません。これなら、小さい子供がいたずらしてもヤケドする心配はないですね!
あともう1点、これがフレールの最大のセールスポイントだと思うのですが、使い終わったウォーターパックを、こうしてたたんで、そのまま捨てられるのは、めっちゃくちゃ便利です!!空気を抜いてしまえば、こんなに小さくなっちゃうので、ごみ箱にそのまま捨てられます。
使い終わったガロンタイプのボトルは、傷が付かないように気を使いながら保管場所を探さなくてはならないですし、ペットボトルタイプだと、つぶしてゴミ袋に入れるまでが一苦労です。しかも、ペットボトルタイプだと、かなりがさばるので、ゴミ袋の費用も結構かかってきますよ!
わたしは、ウォーターバッグタイプのウォーターサーバーを実体験してみて、「水は、設置も処理もラクチンなウォーターパックタイプにしよう!!」と決めました。
今回、最初に注文したフレールのウォーターサーバーは欠陥品でしたが、問題のない製品を使ってみた感想としては、水の交換に力がいらなくて、メンテナンスも楽だということです。取水口からはねた水をためる水受け皿も、このように穴が開いていて、水が溜まればすぐに捨てて、容器は洗えるようになっています。
水受け皿のフタは、網目状になっているウォーターサーバーが多いですが、メンテナンスを実体験してみると、平らなタイプのほうが、断然、洗いやすいです。
そして、色は黒とか青じゃなく、白のように汚れが目立つほうが、サーバーをいつもキレイにしておけます。
デザイン面では少し劣りますが、(あくまでも、わたしの意見です)フレールのウォーターサーバーは、かなりおすすめです。なんといっても、サポート体制がしっかりしているのが頼もしい限りです!
「ウォーターパックの取り付けが難しい」に関しては、説明書やウォーターサーバーを見ればすぐに分かりますし、何よりウォーターパックが軽いので助かります。決して、難しいということはありません。「ウォーターパックから水漏れする」という点に関しては、見事に当てはまってしまいました。
でも、すべての製品が欠陥品というワケではないでしょうし、現に、新しいサーバーに交換してもらった後は、水漏れは起こっていません。